下りを楽しむためのバイクは柔らかめに。

様々なメーカーやモデルが存在するため、マニュアルの設定値はどんな条件であっても、確実にロジックが破綻しない間違いのない設定になっています。 基準となる設定のスタート地点を明確にするために推奨値は必要であり、決して無駄ではありません。 はじめて乗車する時に推奨値に設定してあれば、バイクの性格、あなたの乗り方や好みに合わせて調整していく…

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REAR SHOCK REMOTE

REMOTEのユニット、コンプレッションを調整する機能を働かせるワイヤーの取り出しが2種類あります。 昨日の写真が上引き。この写真が下引きとなります。 アフターマーケットで販売されているのは上引きのみとなりますが、部品を数点交換することで下引きに変更可能です。

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FLOAT SLのリモートはPTL(Push To Lock)で上引きです。

FLOAT SLは前モデルのDPSと外観がほぼ同じ。窒素が充填される部分、ウェブの写真では新しいデザインになっていますが、図面と実際に出荷されてくる分は旧モデルと同じ形状になっています。 中味のピストン周りのデザインは完全にリニューアルされ、使用されているオイルも10wtから4wtになっています。オイルの硬さに頼らない減衰機構。オ…

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今日の作業から。

38のGRIP2 TOPCAP ASSY。右側の部品が破損した部品。この部品がフローティングピストンに取り付けられています。ダンパーシャフトがダンパー内部に入った容積分、矢印方向に動くのですが、上部に強く当たっていたため破損しています。ダンパー内部に残っている破片を完全回収するため、全てバラしました。 空気圧は十分であったのですが、コ…

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「動かす方向でサスペンションの設定する」という理由

今日は「最近のダンパーは何故LOW側を抑えてHIGH側を強く設定する」、言い換えると「動かす方向でサスペンションの設定する」という理由を構造に基づいた視点でお話します。 以前、減衰のLOW側はオイル通路の入り口の大きさを変え、流量を変えるというお話をしました。つまりLOW側を締め込むとサスペンションユニットの内部のオイルの流量…

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正しい設定をするとバイクが小さくなった印象を受けます。

「バネ下重量は軽い方がいい」といった話を耳にしたことがあるかと思います。 実は軽すぎると弊害が出てくることは、あまり知られていません。ちなみにタイヤの重量が重い車のレースではまず問題になりません。モーターサイクルの市販車ベースのロードレースがその境目になっているようです。減衰との兼ね合いが原因で、ある程度の質量が無いと前輪がチャタリン…

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安定性が隠しちゃうんです。

29インチのMTB、ガンガン乗っていらっしゃる方。 忘れてしまっているかと思いますが、安定性が高いため、アクションが大きくなっています。 多少のオーバーアクションはジャイロ効果と増大した接地面積がカバーしてくれます。 将来、林道で友人の26インチのバイクを借りる機会があるかもしれません。気を付けないとふっ飛びますよ。 電動キ…

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7-Piece Crush Washer Hardware マウントキットの正しい取り付け方

7-Piece Crush Washer Hardwareが正式名称。 正しい取り付け状態について、複数の販売店さんからお問い合わせを頂いたことがあり、実際に作業依頼された製品に正しく取り付けられていなかったこともありました。改めて正しく取り付けられた写真をアップさせて頂きます。 昔ならば、在庫の完成車で確認して頂けたのであろうと思…

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FLOAT Xのエアバルブについて

FLOAT Xのエアスリーブを外した写真です。 エアバルブがアイレットと一体化されています。鍛造のパーツからの削り出しで製造されています。 最近は聞かなくなりましたが、エアバルブにポンプを取り付けたまま乗車し、その接合部がフレームに干渉するとエアバルブが折れる可能性があります。高価な部品ですので、お気を付けください。

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今日も質問にお答えします。

フロント、リアに関わらず全てのエアスプリングを使用したサスペンションに当てはまるお話です。 2020モデルの40を使っているのですが、夏に乗った時と今回寒くなって乗った(パノラマ)時とで接地感が違った。 日本では夏と冬の気温の差が25度程度。湿度の差は約30%あります。 だいたい空気密度が約9%異なります。 脱線しま…

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