蓋を開かないように押さえる力がハイスピード側の役割

続きになります。
長いストロークのユニットはリバウンド設定が軽めになっているため、サグ値に対して敏感になります。沈み込みが十分でない硬いスプリングはNG。理想のサグ値は30%です。
硬いということは短いストロークでカバーすることになるため、強めのリバウンド設定が必要になります。
ストローク量×リバウンドの強さ
10mm×10=100
20mm×5=100
弱くてもストローク量があればカバーできる訳です。
写真はDHX2 FactoryのピストンとDHX2 Performanceのバルブリーフ。
上段がライト。下段がミディアム。
バルブリーフが開くとオイルに新しい通路ができるため、流量制限をしている低速リバウンドが弱くなります。バウンドを強くするためには蓋をしっかりと押さえる必要があります。そのため枚数も厚みもミディアムの方が上回っています。

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