原因と結果

エアサスが主流となったフロントフォーク。
ネガティブ側にエアが過剰に流れ込むことがあります。
リアサスのスタックダウンのような現象。
サグを得るためには以前より高い空気圧が必要となります。
対症療法的に直すのなら、
① クラウンアッセンブリーをボトムケースから外します。
② トップキャップのエアバルブから空気を抜きます。
③ クリップを外してエアピストンを引き抜きます。
④ 再度組み立てればOK。現象は改善しているはずです。
サポートライダーのフォークをメンテナンスしているのですが、ネガティブが過剰圧力になってしまっている個体が意外なほど少ないのです。常々疑問に感じていましたが、なんとなくですが、その理由がわかった気がします。
低速側リバウンドの設定値が推奨値よりも強め、更に低速側コンプレッションが弱めの個体はトラブルが発生しやすいようです。
昨日と今日の作業から。
マウントキットブッシングにガタがあると、DHX2はシャフトからのオイル漏れ、FLOAT X2はダンパーへのエアの混入が発生しやすいようです。ブッシングは早めの交換を。
実はこの2つ、同じ年式の同じメーカーさんの同じモデルに取り付けられていたものです。
名称未設定-1X.jpg

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