ご自身にあったセッティングを

背筋と上腕の筋肉を鍛えるということは、車にデメリットのないストラットタワーバーを入れるようなものです。
速く走るという点においては正しくサスペンションを動かすことができるのは大きな魅力です。
特にHSC（ハイ・スピード・コンプレッション）の設定を理想値で使うことができるメリットは大きいとお考え下さい。
エアボリュ―ムスペーサーは標準的な体重（60㎏後半から80㎏）の方なら、エリートクラスで一つまで。
これ以上の数のエアボリュ―ムスペーサーを必要と感じるのならスタックダウンを疑ってください。
対症療法としては、エアピストンシャフを抜いて、メインシールの交換で大丈夫です。
スタックダウンした場合、ネガティブ側ではエアが保持できているわけですから、バーナーを使ってスタッドボルトを緩める作業は必要ありません。
今日お伝えしたいのは初心者から中級者の方が対象とした内容です。
マニュアルにある設定値では硬く感じる、腕がパンパンになってしまう方にお伝えしたいこと。
楽ちんに乗りたい、サスペンションの動きを感じたい方はLSC（ロー・スピード・コンプレッション）を緩め、サスペンションを動きやすくしてください。
ブレーキング時の沈み込みが必要以上に大きくなったと感じたら、LSCをワンクリック締め込んでください。
体重の軽い方はエアボリュ―ムスペーサーを一つ抜いてください。
楽しく乗れるようなセッティングで乗車時間を長くして頂きたいのです。慣れてくれば、硬めのセッティングはありなのですが、我慢やつらい思いは必要ありません。
ご自身の体にあったセッティング、限界スピードはおちますが、筋肉量の少ない方はサスペンションを動かした方が速く走ることができます。