今日は経済学のお話です。

今日は経済学のお話です。
MONDRAKERからFedExで出荷された部品、今回はシャルルドゴール空港で見事に紛失。
再度出荷してもらってやっと到着したのですが、数量がインボイスよりも少ない出荷。中味は無事であったのですが、アルミの削り出し部品とベアリングの塊がビニール袋に入れられただけの状態で緩衝材もないままで箱に入れられていました。紛失、数量不足、梱包状態など、日本では考えられない仕事の品質です。
最近、日本の労働生産性が低いということをよく耳にします。国家規模の労働生産性は付加価値労働生産性で計算されます。簡単に言ってしまえば、生み出した付加価値を労働時間で割ることで算出されます。会議のための会議などと揶揄されるホワイトカラーの方々の労働生産性は平均的なものだと思いますが、実際にモノを作り出す現場の方々の生産性は決して低いものではなく、常にカイゼンによってハイレベルな品質を維持しています。実際に諸外国と比較しても品質の高さは頭一つ抜けています。労働時間も残業が少なくなり、昔よりも随分と短くなっています。平均年間労働時間ランキングでは15位。14位はイタリア、16位はニュージーランド。
なぜ労働生産性が低いのか、答えは簡単。
製品の国内販売価格が安すぎるため付加価値が抑制されています。
さらに弱い円での売り上げをドルで換算して比較されるため、当然労働生産性は低くなります。もっと労働生産性を上げろなんて、とんでもないお話なのです。
問題は輸出重視で賃金を上げず価格を抑えて円安のメリットを享受している会社の存在なのです。輸出製品、市場に合わせた値付けをしていますから、海外でもそんなに安売りしていませんよ。まずは賃金を上げることを前提とした価格設定を。
なんてことを届いた部品の確認をしながら考えていました。