2023 FLOAT X
FLOAT X
2022年からラインナップされたFLOAT X。今週、複数のオーバーホール作業を行った感想を含めた商品紹介です。
DPX2の後継モデルとしてリリースされたFLOAT X。最大の特徴は横方向への剛性を向上させるため大径化されたエアスリーブとダンパーボディ。当然、ダンパーボディの内側に接触するピストンも大径化されました。減衰を生み出す役割を担当するバルブリーフも大径化されています。ピストンが大径化されていますから、減衰を生み出すために移動するオイルの量がDPX2よりも増えています。オイルの流れる隙間も大きくなりオイルの流速が低下しているため、ノイズが発生し難くなっています。発生させることできる減衰も、その質や量についても改善されています。大径化によってストロークによって生じるシール類などの抵抗についても、カシマコート採用したファクトリーモデルに関しては全く気にならないレベルに収まっています。超高速な動きを要求されないフィールドにおいてはFLOAT X2と同等以上の性能を発揮することが可能な最強のトレイルハンターであることを動作確認しながら再認識しました。
重要なのは、ここから。
ダンパーシャフトを貫通しているシールヘッドの形状がDPS系と同じ。ダンパーボディを上から覆うためオーバーラップ(重複部)が大きくなり、DPX2よりも気密性が高くなっています。複数のFLOAT Xを分解することによって実際に使用によって発生する空気の混入量の低減を確認することができました。
2022年からラインナップされたFLOAT X。今週、複数のオーバーホール作業を行った感想を含めた商品紹介です。
DPX2の後継モデルとしてリリースされたFLOAT X。最大の特徴は横方向への剛性を向上させるため大径化されたエアスリーブとダンパーボディ。当然、ダンパーボディの内側に接触するピストンも大径化されました。減衰を生み出す役割を担当するバルブリーフも大径化されています。ピストンが大径化されていますから、減衰を生み出すために移動するオイルの量がDPX2よりも増えています。オイルの流れる隙間も大きくなりオイルの流速が低下しているため、ノイズが発生し難くなっています。発生させることできる減衰も、その質や量についても改善されています。大径化によってストロークによって生じるシール類などの抵抗についても、カシマコート採用したファクトリーモデルに関しては全く気にならないレベルに収まっています。超高速な動きを要求されないフィールドにおいてはFLOAT X2と同等以上の性能を発揮することが可能な最強のトレイルハンターであることを動作確認しながら再認識しました。
重要なのは、ここから。
ダンパーシャフトを貫通しているシールヘッドの形状がDPS系と同じ。ダンパーボディを上から覆うためオーバーラップ(重複部)が大きくなり、DPX2よりも気密性が高くなっています。複数のFLOAT Xを分解することによって実際に使用によって発生する空気の混入量の低減を確認することができました。