減衰設定
お預かりしたサスペンションをチェックすると、フロントもリアもハイスピード側の設定に苦労なさっていることを窺い知ることができます。
もう一度、基本構造をおさらいしておきましょう。コンプレッションもリバウンドもロースピードは流量を制限するものです。ハイスピードは一気にストロークするとロースピード側とは別の通路の蓋をしているバルブリーフ(丸い板状のステンレス)を、その入力に応じて開いてオイルを流す仕組みです。バルブリーフを持ち上げて開く際にエネルギー変換が行われ、オイルの流れを抑制します。
ハイスピード側をオープンにしておくと簡単に別回路を使ってオイルが流れます。ロースピード側をいくら締め込んでも、ハイスピード側の通路を使ってオイルが流れてしまうため、希望の効果よりも弱くなります。
取り敢えずマニュアルの推奨設定値にして走行してください。その走行した感覚を記憶または記録しておき調整、その後再度の走行をしていく形になります。
マニュアルにある推奨空気圧の値は正確なサグを得るためのスタートポイントに過ぎません。その数値に設定しサグを計測、希望するサグ値になるように調整した上で、加圧した空気圧に対応した減衰の値を表から見つけて設定を行ってください。
もう一度、基本構造をおさらいしておきましょう。コンプレッションもリバウンドもロースピードは流量を制限するものです。ハイスピードは一気にストロークするとロースピード側とは別の通路の蓋をしているバルブリーフ(丸い板状のステンレス)を、その入力に応じて開いてオイルを流す仕組みです。バルブリーフを持ち上げて開く際にエネルギー変換が行われ、オイルの流れを抑制します。
ハイスピード側をオープンにしておくと簡単に別回路を使ってオイルが流れます。ロースピード側をいくら締め込んでも、ハイスピード側の通路を使ってオイルが流れてしまうため、希望の効果よりも弱くなります。
取り敢えずマニュアルの推奨設定値にして走行してください。その走行した感覚を記憶または記録しておき調整、その後再度の走行をしていく形になります。
マニュアルにある推奨空気圧の値は正確なサグを得るためのスタートポイントに過ぎません。その数値に設定しサグを計測、希望するサグ値になるように調整した上で、加圧した空気圧に対応した減衰の値を表から見つけて設定を行ってください。