接地感について

サスペンションを装着することを前提に設計されているバイクにもかかわらず、パンパンに空気を入れ、サグをきちんと設定せず乗っている方、もったいないですよ。
腰を軽く引いた下りの乗車姿勢、年間ランキング2位のレベッカの写真をご覧ください。
この姿勢で前後のタイヤへの荷重配分が適正に行われることも考慮されてバイクは設計されています。サスペンションのサグの設定が正確でないと想定されたバイクの性能を十分引き出すことができません。サグ分のストロークはこうしたライディングフォームであってもフロントへの加重が適正に行われるように機能しています。更にライダーが意識してフロントに加重することによって、ブレーキをより効果的に使うことができ制動距離を短くすることもできます。MTBを速く走らせるという作業の中には、基本的に加重を適正に行い、荷重配分をコントロールすることも含まれます。

この項目、続きます。
SNSなのに長文とご指摘を受けましたので分割します。
次回は接地感を増やす設定を具体的にお伝えいたします。

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