GRIPの使いこなし
今日は使用なさっている方が一番多いGRIPダンパーが取り付けられているフロントフォークのコンプレッション設定についてお話いたします。
その前にお知らせを。
年内の作業スケジュールが一杯になりましたので、オーバーホール作業のお受付を一時中断いたします。お受付再開は1月4日から。弊社に向けての発送も年明けの1月4日(火)以降でお願い致します
さて本題を。Performanceシリーズ取り付けられているGRIPダンパーですがリモートを含めると3タイプ存在します。リモートを除いた2つは基本的には同じもの。レバー操作時のクリック感のあるなしで分類されています。レバー操作でしているのはロースピードコンプレッション。レバー操作でネジの切ってあるアジャスティングロットを回転させてオイルの通路の大きさを変えています。ストロークさせることによりダンパーシャフトがカートリッジ内部に入り込みます。そのシャフトの容積分の圧力がかかったオイルがハイスピードコンプレッションをコントロールしている回路を通過、レバーの直下にあるスプリングで押さえているピストンを押し上げ、入力された圧力を開放する構造になっています。ハイスピード側は調整することはできませんが、工場出荷時に設定されています。
短いストロークと長いストロークのフォークが存在しています。それぞれのストロークに対応した減衰特性を持たせるため、ハイスピード側コンプレッションのバルブリーフの設定が変更してあります。
このレバーは以前もお話しましたが、途中で止めても正確にロースピードのコンプレッションを発生させることができます。
・ペダリングでの上下動の適正化。
・ブレーキング時のストロークスピードの調整。
をチェックしてください。
この後にエアボリュ―ムスペサーの調整をします。覚えておいて頂きたいのは、あくまでもスプリング側の調整ですから、最後の踏ん張りを演出すれば、その反動として縮んだ後の反発力が強くなります。これに対してはリバウンドの微調整で対応してください。リバウンドを強くすると低速側のコンプレッションも副作用で強くなることも覚えておいて下さい。
その前にお知らせを。
年内の作業スケジュールが一杯になりましたので、オーバーホール作業のお受付を一時中断いたします。お受付再開は1月4日から。弊社に向けての発送も年明けの1月4日(火)以降でお願い致します
さて本題を。Performanceシリーズ取り付けられているGRIPダンパーですがリモートを含めると3タイプ存在します。リモートを除いた2つは基本的には同じもの。レバー操作時のクリック感のあるなしで分類されています。レバー操作でしているのはロースピードコンプレッション。レバー操作でネジの切ってあるアジャスティングロットを回転させてオイルの通路の大きさを変えています。ストロークさせることによりダンパーシャフトがカートリッジ内部に入り込みます。そのシャフトの容積分の圧力がかかったオイルがハイスピードコンプレッションをコントロールしている回路を通過、レバーの直下にあるスプリングで押さえているピストンを押し上げ、入力された圧力を開放する構造になっています。ハイスピード側は調整することはできませんが、工場出荷時に設定されています。
短いストロークと長いストロークのフォークが存在しています。それぞれのストロークに対応した減衰特性を持たせるため、ハイスピード側コンプレッションのバルブリーフの設定が変更してあります。
このレバーは以前もお話しましたが、途中で止めても正確にロースピードのコンプレッションを発生させることができます。
・ペダリングでの上下動の適正化。
・ブレーキング時のストロークスピードの調整。
をチェックしてください。
この後にエアボリュ―ムスペサーの調整をします。覚えておいて頂きたいのは、あくまでもスプリング側の調整ですから、最後の踏ん張りを演出すれば、その反動として縮んだ後の反発力が強くなります。これに対してはリバウンドの微調整で対応してください。リバウンドを強くすると低速側のコンプレッションも副作用で強くなることも覚えておいて下さい。