2020年あたりのSPECIALIZEDのアップグレードにFLOAT Xを

メインストリームになったストラット及びヨークマウントに対応し、エアスリーブ・ダンパーボディ・ダンパーシャフト・ピストンがDPX2よりもオーバーサイズ化されている二代目FLOAT X。2020年あたりのMTBのアップグレードに最適です。

2021年モデルのDHX2とFLOAT X2から顕著になってきたのですが、FOXのリアショックユニットはダンパーコンシャスになってきています。同じ入力であってもストロークスピードが以前のモデルよりも上がりません。その結果、少ないストローク量で同じ仕事をこなしています。それ以前からコンプレッションとリバウンドのバルブスタック方式が細分化されてきており、例えば、外観は同じDPSであっても、モデルによって発生させる減衰の特性が全く異なっています。
完成車に取り付けられているユニットは、想定される使用者の幅が広ければ広いほど、汎用性の高い、ピンスポットではない余裕を残したバルビングになっています。
選手用のユニットは好みに合わせ、バルビングの変更作業を行ってあります。特性を表したグラフ同じようなカーブを描きながらも、コンプレッションは強め、リバウンドは弱めにすることが多いとお考え下さい。
アフターマーケットで販売されている製品は汎用性の高い設定になっています。元々取り付けてあったユニットがFOX製品なら、IDコードをお知らせ頂ければ、その特性に合わせた設定をすることも可能です。

floatx-factory-standard-2.jpg