セッティングの基本
今はAIなど技術革新によって世の中の仕組みが変わりつつある時代。どんな仕事も大変。アップデートが遅れてしまうとついていけなくなります。
サスペンションの構造や仕組みなども大きく変化してきています。現在のサスペンションは摺動抵抗を減らし、初期の反応を改善、効率よく動かすことに主眼が置かれています。
例えば、エアサスでサグを設定し、ボトムアウトするならば、エアボリュ―ムスペーサーで、直押しタイプや古いバイクなどに装着する際にはネガティブ側にエアボリュ―ムスペーサーを用いて調整するようになりました。
高速で走行するFLOAT X2やDHX2のサグの推奨値は30%。フリーライドやXCOに使用するFLOATやFLOAT Xは25%~30%。このサグは推進力を路面に伝える後輪の接地時間を少しでも長くするために必要な量であり、車体の安定性を上げ、頭部を一定の高さでキープすることを目的にしています。砂漠を走るレース用ピックアップトラックの動画をイメージしてください。車体は安定しているのですが、タイヤは思いっ切り上下していますよね。あれもサグがなければ不可能な動きなのです。
先に重要なことをお伝えしておきますね。
サグは前後ともに規定値に設定(これが重要)。DHバイクの場合、ボトムするのなら前後共にボリュームスペーサーで調整。リアショックがコイルでボトムする場合には、フロントのエアボリュ―ムスペーサーを抜く、もしくは減衰を柔らかくします。リアが動き過ぎているから、フロントに仕事を分担してもらうわけです。
直押しの場合、ストローク特性は基本的にリアユニット側に依存します。
そのためリアユニットの減衰設定はシンプル。マニュアルにある数値をそのまま使うことができます。
MONDRAKERの場合は減衰設定が通常とは少し異なっています。
直押しではないリンク式ですから、リアのストローク特性はリンクによって設定されています。リアショックユニットはストロークスピードのコントロールに専念しています。
高速安定性に優れ、前転し難く、リアへの加重が容易なフォワード・ジオメトリーを採用しているため、通常の減衰設定ではフロントへの加重が少なめになります。そのためコンプレッションもリバウンドもロースピード側を弱めにしてハイスピード側を強めにかけるようにします。推奨設定値は本国ウェブサイトに各モデルのジオメトリーの項にあります。
ボトムするからと言ってサグが少なくなるような空気圧やバネレートへ変更する前に、減衰の設定値を確認するようにしてください。
適当に設定なさっている方、面倒かもしれませんが正しく設定すれば全く違った動きになります。まずはサグを正確に。ここができていないと、減衰の調整を行いバランスが取ることができたポイントは理想的な目的地とは違ったところになっています。硬いのが好み、柔らかいのが好み、それは減衰の微調整の部分での話とお考え下さい。
サスペンションの構造や仕組みなども大きく変化してきています。現在のサスペンションは摺動抵抗を減らし、初期の反応を改善、効率よく動かすことに主眼が置かれています。
例えば、エアサスでサグを設定し、ボトムアウトするならば、エアボリュ―ムスペーサーで、直押しタイプや古いバイクなどに装着する際にはネガティブ側にエアボリュ―ムスペーサーを用いて調整するようになりました。
高速で走行するFLOAT X2やDHX2のサグの推奨値は30%。フリーライドやXCOに使用するFLOATやFLOAT Xは25%~30%。このサグは推進力を路面に伝える後輪の接地時間を少しでも長くするために必要な量であり、車体の安定性を上げ、頭部を一定の高さでキープすることを目的にしています。砂漠を走るレース用ピックアップトラックの動画をイメージしてください。車体は安定しているのですが、タイヤは思いっ切り上下していますよね。あれもサグがなければ不可能な動きなのです。
先に重要なことをお伝えしておきますね。
サグは前後ともに規定値に設定(これが重要)。DHバイクの場合、ボトムするのなら前後共にボリュームスペーサーで調整。リアショックがコイルでボトムする場合には、フロントのエアボリュ―ムスペーサーを抜く、もしくは減衰を柔らかくします。リアが動き過ぎているから、フロントに仕事を分担してもらうわけです。
直押しの場合、ストローク特性は基本的にリアユニット側に依存します。
そのためリアユニットの減衰設定はシンプル。マニュアルにある数値をそのまま使うことができます。
MONDRAKERの場合は減衰設定が通常とは少し異なっています。
直押しではないリンク式ですから、リアのストローク特性はリンクによって設定されています。リアショックユニットはストロークスピードのコントロールに専念しています。
高速安定性に優れ、前転し難く、リアへの加重が容易なフォワード・ジオメトリーを採用しているため、通常の減衰設定ではフロントへの加重が少なめになります。そのためコンプレッションもリバウンドもロースピード側を弱めにしてハイスピード側を強めにかけるようにします。推奨設定値は本国ウェブサイトに各モデルのジオメトリーの項にあります。
ボトムするからと言ってサグが少なくなるような空気圧やバネレートへ変更する前に、減衰の設定値を確認するようにしてください。
適当に設定なさっている方、面倒かもしれませんが正しく設定すれば全く違った動きになります。まずはサグを正確に。ここができていないと、減衰の調整を行いバランスが取ることができたポイントは理想的な目的地とは違ったところになっています。硬いのが好み、柔らかいのが好み、それは減衰の微調整の部分での話とお考え下さい。