フリーライド系も同じです。減衰設定のお話。
40を装着するDHバイクは、とても特殊な自転車。ほぼ下りのセクションだけしか走らないバイクです。
最近はヘッドアングルを寝かしてロングホイールベース化し、後ろに乗る設計が主流です。
以前からお話していますが、前後サスペンションはシーソーのような関係。後に乗りますからリアサスは沈みやすくなります。荷重の抜けることになるフロントサスは動き難くなります。
「最低でも50psiは加圧してください。」
「最低でも30mmはサグを取ってください。」
荷重が抜けて動き難くなったフロントサスなのに、この2つの条件が立ちはだかります。
解決方法はシンプル。2つの条件を満たすまでエアボリュ―ムスペーサーを抜いてください。
肝心なのは減衰を推奨値に設定すること。今のハイスピード側の減衰は皆さんの想像以上にいい仕事をします。後ろが動きやすいのですから、正しい減衰設定をしてあれば、通常フロントがボトムすることはありません。コンプレッションもリバウンドも低速側を極端にかけることはお止めください。静止状態でハンドルを押して確認してみて下さい。ハイスピード側をきちんと設定すれば、低速側は締め込まなくても効果を発揮することが体感できるはずです。ロースピード側は直接オイルの流れる量を規制する構造ですから、サスペンションのストロークスピードが遅くなります。リバウンドを強くかけると、戻り切れない状態で次の仕事をしなければならないため、結果的にボトムしている例が多いのです。
通常のサグ値でボトムするからといって、エアボリュ―ムスペーサーを足したり、バネレートを増やしたりすることは悪手。バネレートを上げることによって動き難くなった硬いサスを少しでも動かそうとして減衰設定を弱くすることはNG。サグ値を優先、推奨値通りの十分な減衰を発生させてください。
動かしやすいリアは簡単に30%のサグに設定できると思います。リアの減衰はフレームメーカー、もしくはFOXの推奨値にしていることが重要です。
最近はヘッドアングルを寝かしてロングホイールベース化し、後ろに乗る設計が主流です。
以前からお話していますが、前後サスペンションはシーソーのような関係。後に乗りますからリアサスは沈みやすくなります。荷重の抜けることになるフロントサスは動き難くなります。
「最低でも50psiは加圧してください。」
「最低でも30mmはサグを取ってください。」
荷重が抜けて動き難くなったフロントサスなのに、この2つの条件が立ちはだかります。
解決方法はシンプル。2つの条件を満たすまでエアボリュ―ムスペーサーを抜いてください。
肝心なのは減衰を推奨値に設定すること。今のハイスピード側の減衰は皆さんの想像以上にいい仕事をします。後ろが動きやすいのですから、正しい減衰設定をしてあれば、通常フロントがボトムすることはありません。コンプレッションもリバウンドも低速側を極端にかけることはお止めください。静止状態でハンドルを押して確認してみて下さい。ハイスピード側をきちんと設定すれば、低速側は締め込まなくても効果を発揮することが体感できるはずです。ロースピード側は直接オイルの流れる量を規制する構造ですから、サスペンションのストロークスピードが遅くなります。リバウンドを強くかけると、戻り切れない状態で次の仕事をしなければならないため、結果的にボトムしている例が多いのです。
通常のサグ値でボトムするからといって、エアボリュ―ムスペーサーを足したり、バネレートを増やしたりすることは悪手。バネレートを上げることによって動き難くなった硬いサスを少しでも動かそうとして減衰設定を弱くすることはNG。サグ値を優先、推奨値通りの十分な減衰を発生させてください。
動かしやすいリアは簡単に30%のサグに設定できると思います。リアの減衰はフレームメーカー、もしくはFOXの推奨値にしていることが重要です。