e-bike、一括りで考えない方がいいかもしれません。

e-bike、一括りで考えない方がいいかもしれません。
現段階では少なくとも2種類存在します。
MONDRAKERの製品を使って具体的な説明を。
右側はCrafty Carbon R、左側がNEAT RR SL。
パワーユニットの大きさが異なっているため、NEATの方がBB周りのデザインがすっきりしてスタイリッシュに見えます。Craftyに搭載されている大きなパワーユニットは出力も大きく、それに伴いバッテリーのサイズも大きくなっています。このパッケージ、大出力なのですが技術の進歩によってNEATよりも長時間使用できるようになっています。
NEAT RR SLは今までのMTBの延長線上に位置しています。コンパクトなバッテリー（360Ｗｈ）を最小限のアシストで運用することによって、スポーツ性をスポイルしてしまうことはありません。少し重めのよく走るMTB的な感覚が適切な表現。普通のMTBから乗り換えても違和感なく乗ることができます。
Crafty Carbon Rは今までのMTBとは違った種類のモビリティと言い切ることができます。BOSCHのパワーユニットPerformance Line CXとバッテリーBosch Powertube 750Whの組み合わせは、シフティングさえ正確であれば、どのギアであっても24km/ｈまでは一定の踏力でペダリングし続けることが可能です。アシストのMAXは24㎞/ｈでしょ？いやいや、ブレーキの必要のないセクションなら、どこでも24㎞/hで走ることができるのです。体力がなくても。舗装路であろうが、オフロードであろうが、坂道であろうが。加齢による体力の低下、日常の仕事のしわ寄せからくるトレーニング不足であっても。
極論でいえば、ペダルは回しているだけ。適切なシフトを行うスキルさえあれば、踏み込みが必要なコーナーの立ち上がりでタイヤを潰しながら加速することができるのです。ゲレンデでも楽しめるわけです。
この二つのバイクを比べることはナンセンス。全く違ったコンセプトですから。
あなたの目的にあったパワーユニットとバッテリーを持つバイクを選択して下さい。