自分の身を守るために。

FOXY CARBON Rの話を書こうとした時、頭に浮かんだのは、「遠乗りも苦にすることなく、快適に楽しくこなしてしまいますよ。」という文章なのですが、これには条件が必要なことに気が付きました。それはライダーさんの意識。
日本人は基本的に「意地悪」であることを覚えておいてください。この「意地悪」というのは性格が悪いといった意味ではありません。くれぐれも誤解のないように。
人間には各々「自転車が好き」「車が好き」「電車が好き」「飛行機が好き」といったような嗜好が存在します。「電車が好き」は「乗り鉄」「撮り鉄」などに分かれ、更に「時刻表が好き」「貨物が好き」など細分化することができます。これはどのカテゴリーでも同じで、電車が好きな人であっても撮影はしない方や電車に関しては何でも好きという人がいたりします。
社会の中には電車に対して特別な思いを抱かない人もいます。自分の欲が勝ってしまい客観的な善悪の判断ができなくなり、電車の運行を妨げてまで撮影するマナーを守らない極めて少数のマニアは嫌悪の対象になるのは当然の事。このあたりから他の国とは違う傾向が見受けられるのが日本人。カメラを持った全ての撮り鉄が嫌悪の対象になってしまうのです。
自転車も同じ。信号を守らない、一時停止しない自転車を見かけると全ての自転車乗りを同じカテゴリーに押し込めてしまい、嫌悪の対象としてしまうのです。自分が属する集団とは異なることが好きな集団に対して、攻撃的になってしまう方もいらっしゃいます。
卑屈になる必要はありませんが、道路を走らせてもらっているという謙虚な気持ちで、自転車に興味を持たない人々に対し迷惑をかけないことを心掛けて下さい。そうすることによって、あなたが嫌な思いをする機会も少なくなり、路上を走る際の安全度も上昇します。
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