ポンプは接続すると、繋いだ先の対象物から空気を一旦奪います。
登録カードに書かれたメッセージ、間違いなく拝読しています。
ありがとうございます。今日はその中のご質問にお答えいたします。
『走り終えた後、フォークにポンプを繋ぐと10psiほど空気が漏れている。販売店に相談したが問題ないと言われたが心配だ。』(要約)
ほぼ定期でアップしている内容なのですが、写真でわかりやすくしてみました。
ポンプのチャックを接続すると赤のライン(空気を圧縮するピストン部先端)までフォーク内部から空気が流失し、フォーク内部と等圧にした値が空気圧として表示されます。赤のライン分、空気室の容量が大きくなった状態ですから当初の圧よりも低下します。
ポンプを取り外し、走行せずに再度取り付けると更に低い空気圧になります。また空気を入れるシャフト部の露出を多くすると流失する量が増えますし、シャフトの露出を少なくすると流失量は少なくなります。
これで異常ではないことを納得頂けたかと存じます。
フロントとリア、共に最近のエアサスペンションはネガティブ側の気室を持った製品が多いため、空気圧を上げると等圧になるまでポジティブ側からネガティブ側へ空気が流れていくため、空気圧が低下します。逆にポジティブ側の空気圧を下げるとネガティブ側から空気が等圧になるまで運ばれてきます。フォークはインナーチューブの内側に、リアはエアスリーブの内側に、ポジティブ側に位置する部分に「小さなくぼみ」が設けられており、このくぼみがストロークするとポジティブとネガティブを分けているメインシールを越えてネガティブ側に空気を運んでいます。
スタックダウンした場合、このくぼみがネガティブ側からポジティブ側へ移動することが出来なくなってしまうため縮んだままの状態になってしまうのです。
ありがとうございます。今日はその中のご質問にお答えいたします。
『走り終えた後、フォークにポンプを繋ぐと10psiほど空気が漏れている。販売店に相談したが問題ないと言われたが心配だ。』(要約)
ほぼ定期でアップしている内容なのですが、写真でわかりやすくしてみました。
ポンプのチャックを接続すると赤のライン(空気を圧縮するピストン部先端)までフォーク内部から空気が流失し、フォーク内部と等圧にした値が空気圧として表示されます。赤のライン分、空気室の容量が大きくなった状態ですから当初の圧よりも低下します。
ポンプを取り外し、走行せずに再度取り付けると更に低い空気圧になります。また空気を入れるシャフト部の露出を多くすると流失する量が増えますし、シャフトの露出を少なくすると流失量は少なくなります。
これで異常ではないことを納得頂けたかと存じます。
フロントとリア、共に最近のエアサスペンションはネガティブ側の気室を持った製品が多いため、空気圧を上げると等圧になるまでポジティブ側からネガティブ側へ空気が流れていくため、空気圧が低下します。逆にポジティブ側の空気圧を下げるとネガティブ側から空気が等圧になるまで運ばれてきます。フォークはインナーチューブの内側に、リアはエアスリーブの内側に、ポジティブ側に位置する部分に「小さなくぼみ」が設けられており、このくぼみがストロークするとポジティブとネガティブを分けているメインシールを越えてネガティブ側に空気を運んでいます。
スタックダウンした場合、このくぼみがネガティブ側からポジティブ側へ移動することが出来なくなってしまうため縮んだままの状態になってしまうのです。