今一度、リバウンドの設定について復習を。
リバウンド側の減衰は圧縮されたインナーチューブが戻る際のスピードをコントロールする役目を持っています。
エアであろうがコイルであろうが、圧縮されたスプリングは元の状態に戻ろうとします。
ストローク量の10%を圧縮させようとする力が連続して入力される路面状況をイメージしてください。10%圧縮されたままのスプリングに対して、更に同じ10%圧縮させようとする力が入力されてもスプリングは縮むことができません。10%縮んでいるところに更に10%の入力があると合計20%縮むなんてことはありません。縮むことができないスプリングは、そのまま10%縮ませる分だけの力をバイクに伝えることになるのです。これは突き上げ感としてライダーに伝えられます。
もうお分かりですね。次の入力がされる前に、スプリングが元の長さに戻るようリバウンド側の減衰を調整すれば、スプリングは再びストロークすることが可能になり、ライダーに衝撃を伝えることはありません。リバウンドダイアルを目一杯締め込むなんて行為は、愚の骨頂であることは理解して頂けたと存じます。
リバウンドが弱すぎると圧縮されたスプリングは勢いよく戻ってしまうため、路面の状況を感じることができなくなるだけではなく、大きな衝撃の入力があった後、サスペンションは路面を叩くような動きになります。入門グレードに取り付けられている調整できるリバウンドはオイルの通路を狭くする低速側(入力されるスピード)のリバウンドになります。高速側のリバウンド調整機能がついていなくても、少なくともFOXに関しては高速側の機能はデフォルトで取り付けられています。この高速側の機能が働くため、路面を叩くような動きは抑制されています。
エアであろうがコイルであろうが、圧縮されたスプリングは元の状態に戻ろうとします。
ストローク量の10%を圧縮させようとする力が連続して入力される路面状況をイメージしてください。10%圧縮されたままのスプリングに対して、更に同じ10%圧縮させようとする力が入力されてもスプリングは縮むことができません。10%縮んでいるところに更に10%の入力があると合計20%縮むなんてことはありません。縮むことができないスプリングは、そのまま10%縮ませる分だけの力をバイクに伝えることになるのです。これは突き上げ感としてライダーに伝えられます。
もうお分かりですね。次の入力がされる前に、スプリングが元の長さに戻るようリバウンド側の減衰を調整すれば、スプリングは再びストロークすることが可能になり、ライダーに衝撃を伝えることはありません。リバウンドダイアルを目一杯締め込むなんて行為は、愚の骨頂であることは理解して頂けたと存じます。
リバウンドが弱すぎると圧縮されたスプリングは勢いよく戻ってしまうため、路面の状況を感じることができなくなるだけではなく、大きな衝撃の入力があった後、サスペンションは路面を叩くような動きになります。入門グレードに取り付けられている調整できるリバウンドはオイルの通路を狭くする低速側(入力されるスピード)のリバウンドになります。高速側のリバウンド調整機能がついていなくても、少なくともFOXに関しては高速側の機能はデフォルトで取り付けられています。この高速側の機能が働くため、路面を叩くような動きは抑制されています。