今日は経済のお話です。

1995年から2016年までの実質賃金指数を各国と比較したグラフです。1997年を100として換算してあります。
実質賃金指数とは、厚生労働省が『毎月勤労統計調査』で公表している数値です。労働者が実際に受け取った給与である名目賃金から、消費者物価指数に基づく物価変動の影響を差し引いて算出した指数になります。
給与で購入できる物品やサービスの量を示しており、個人消費の動向にも影響します。現在、更にその差は広がっています。
欧米を主戦場しているMTBなどの価格は、そのマーケットに合わせて価格決定がされています。更に円安も影響していますから、価格が高くなってしまうわけです。
円安は「異次元」の金融緩和政策から強い影響を受けています。要はお金を借りやすくなるよう金利を低くしているのですが、優良企業は内部留保があるため、お金を借りる必要がなく経済効果が発生し難くなっています。
若い方たちが夢を持てない時代。こうした状況に対し、我々の民意を反映させることができる手段が選挙のおける投票という行為です。投票率が上がれば、組織票の影響を受ける割合が低下させることができます。少しだけでも政治や経済に興味を持って頂き、ご自身が良いと思われる候補者に投票を。「諦めたらそこで試合終了ですよ。」安西先生もおっしゃっています。