難しい話は抜きでGRIP2 とGRIP X2のLSCとHSCの設定

初期はスムースに動き、中間域以降で徐々に踏ん張り感が強くなる設定が欲しい方へ。
難しい話は抜きでGRIP2 とGRIP X2のLSCとHSCの設定をお伝えします。

LSCとHSCを時計回りに回し止まるまで締め込みます。
ダイアルを容易に回せる以上の力を入れないこと。

LSCは反時計回りに10クリック緩めます。
HSCは反時計回りに5クリック緩めます。


後は微調整。ブレーキをかけた時、沈み込むスピードが急ならば、LSCを1クリック時計回りに締め込んでみる作業を納得ができるまで繰り返します。他のセクションで腕に来るようになったら、そこが妥協点。1クリック反時計回りに回します。

ブレーキをかけた時、もっと沈み込んで欲しいのなら1クリック反時計回りに回します。
ペダリングした時にロスを感じるようならば、そこが妥協点。1クリック時計回りに回します。

GRIPの下りコンプレッション設定
回す時に指でつかむ突起部を2時30分の位置にしてください。

これだけの事。
ただしLSR(ロースピードリバウンド)が強過ぎる設定であると、スムースにストロークしなかったり、突き上げ感が発生したりします。
コンプレッションを調整する前に下に掲載した表に合わせたリバウンド設定、もしくは各フレームメーカーが推奨する設定に合わせてください。
・リバウンドの設定は絶対に時計回り一杯の状態で使用しないこと。一杯に締め込むくらいなら、一杯に緩めた状態の方が使えます。それよりも取り敢えずは推奨値で。

コンプレッション調整によって劇的に改善された方へ。
そのポイントが最善であるとは限りません。改善されたからこれでいいと満足しないでください。それぞれの速さによって必要な減衰は異なります。微調整を行うことをお勧めいたします。
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