"セッティング"の記事一覧

リバウンド設定について補足

雨の日が続きますね。今年の秋の連休は秋雨前線と台風のお陰で、すっきりしない天気が続くようです。 ウェットコンディションで重要なのは、サスペンションをしっかり動かし、いかにトラクション(路面への追従性)を稼ぐかという点に集約されます。 ウェットコンディションのリバウンド設定について補足しておきます。 リバウンドの強弱、そ…

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なぜウェットタイヤは硬く感じるのか?

サポートライダーからの要望に対し、具体的なセッティングを提示する際には、以下にご紹介する文章のように、その意図や理由を丁寧に説明することを心がけています。 各ライダー特有の個別設定につきましては公開を控えさせていただきますが、今回はご参考までに、昨日幾田選手から尋ねられた「タイヤとセッティングに関する質問」への回答例を公表いたします。…

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直前になりましたがアドバイスを

今日は、やはりウェット。 以下はフロントとリアに共通したアドバイスです。 ※今回のアドバイスは「コースにある程度慣れていて、ウェットでの滑り出しに悩んでいる中級者向け」のアドバイスです。 基礎的なスキルが十分ではない初心者の方には、挙動が急になってしまい危ない場合があります。まずはバイクメーカーさんの基本設定のままでお願いしま…

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減衰の調整幅

MTBサスペンションの現在のトレンドは、ストローク初期からスムーズに作動させることです。しかし、この特性によって従来の減衰(ダンピング)設定では、減衰力が不足したり、逆に効きすぎたりする可能性が高くなっています。そのため、近年のモデルでは従来のように「全閉から全開まで」広く調整させるのではなく、ライダーが実際に使用する有効な範囲(実用域…

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高アンチライズと低アンチライズ

ブレーキング時のリアホイールの挙動によって、サスペンションシステムは大きく「高アンチライズ」と「低アンチライズ(プロライズ)」の2種類に分けられます。 わかりやすく表現すると、高アンチライズはブレーキを引いたときにバイクの姿勢が前下がりになりにくく、車体がフラットに保たれる(またはリアが硬くなる)タイプであり、低アンチライズはブレ…

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ウェット(マッド)コンディション対策

再来週の開催になりますが、あらかじめ準備や慣れが必要なことや秋雨前線の影響も考えて、ウェット対策のお話をボリュームアップしてお届けします。(この記事は弊社関係ライダーさんに、レース前にお知らせている内容の一部です。) 以前お話しした対策には、以下のようなものがあります。 ・サグを増やす(15% → 20%) ・LSC(…

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自分のバイクの重心位置をきちんと知っておこう

今回は、すべてのジャンルの自転車に共通する、とても深いテーマをお届けします。 それは「自分のバイクの重心位置をきちんと知っておこう」というお話です。 まず止まった状態でのバイク単体の重心位置は、誰でも簡単に知ることができます。片手でトップチューブを持って持ち上げてみてください。 天秤の要領で、前後に傾かずにピタッと釣り合う…

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XC系のハンドル幅のお話

MTBワールドカップを走るXCO(クロスカントリー・オリンピック)プロライダーのハンドル幅の平均値は、男女合わせた全体で約709mm。680mmのライダーも結構多くいらっしゃいます。(Pinkbikeから引用)。 一方、市販されているマウンテンバイク完成車に取り付けられているハンドル幅の標準は740mm〜760mm。このハンドル幅が適…

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サスペンション設定以外での有効な「共通の腕上がり対策」

2026 #5 MTB ニセコアンヌプリ国際スキー場 パーク 特設コース 岩が顔を出し、常に激しい衝撃が伝わってくる速度域の高いコース。去年に比べてバーム(コーナーの傾斜)が大きくなり、ペダリング区間も減少したため、ダウンヒルバイク向けのレイアウトだったようです。 お陰様で幾田悠雅選手の「SUMMUM R MX改」が見事初勝利を収め…

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今週末のヒントになれば

エンデューロバイクでも走れるようなスピード域の低いダウンヒルコース。あいにく、現地に持ち込んだのはダウンヒルバイクのみ。ファンライドとして楽しむだけならセッティングはそのままでも構いませんが、タイムを競うレースとなれば話は別です。最善のリザルトを目指し、現場で実現可能なセットアップの最適化を講じる必要があります。 FOXの場合、フ…

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ウェットのセッティングについて

状況を考えてみましょう。一番に浮かんでくるのは「滑りやすくなる」ということだと思います。忘れてしまいがちなのは、ドライコンディションの時よりも走行スピードが落ちるということ。これを意識しているだけで対策の内容が大きく変わります。 滑りやすくなる。リジットフォークでのライドをイメージしてください。前後リジットの時代は、タイヤの空気圧…

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速いライダー向けの基本的な減衰設定について

「コンプレッション、LSCとHSCの役目の違い。」でお話したことを更に展開します。 スマホ全盛の現在、欠如しがちな論理的思考の実践です。 HSCを強めに設定するとストローク量が減る。 速く走ろうとすれば、連続した入力、それぞれの時間的間隔が詰まってきます。より適切に処理していくためには最小限のストロークで対応することが重要にな…

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コンプレッション、LSCとHSCの役割の違い。

普段とは違った切り口で説明してみます。 サスペンションが入力によって圧縮される際、減衰を発生させるオイルの移動量を調整する役割がLSC(ロー・スピード・コンプレッション)。オイルの移動量を調整しながら、移動するスピードも減速させ、衝撃を緩和しています。 硬さの変化がわかりやすく、初期からその影響を体感することがでます。 H…

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エアボリュ―ムスペーサーと車体姿勢

正しい減衰設定で練習すれば、限界付近での走行時間が長くなるため、効率良く速くなることができます。 サグを25%~30%、LSC10、HSC5で設定をして走行。硬いと感じられたら、エアボリュ―ムスペーサーを1つ抜いてみて下さい。 柔らかいと感じたら。エアボリュ―ムスペーサーを1つ足してください。 エアボリュ―ムスペーサーとコンプ…

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サグの量がバイクの姿勢に影響を与えます。

前輪と後輪の位置は離れていますから、路面状況に合わせて、それぞれ別の動きをします。 ブレーキを掛けた時、慣性の影響がありますから後輪よりも前輪が大きく沈み込みます。後輪は荷重が抜けるため、通常よりも浮き気味になります。その際、サグで沈み込んでいたリアユニットのダンパーシャフトが伸びることで後輪が路面に追従します。 これは従来からお伝…

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エアボリュ―ムスペーサーとリバウンド

強過ぎるリバウンド側の減衰設定は突き上げ感につながります。 サスペンションは衝撃をストロークすることによって緩和します。コンプレッション側の減衰はサスペンションユニットが圧縮される際のスピードをコントロールしています。 リバウンド側の減衰は圧縮されたサスペンションユニットが元の長さに戻る際のスピードをコントロールします。 …

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スタックダウンについて

フォークとショック、共通のテーマ。 ポジティブ側の気室とネガティブ側の気室、ピストンのメインシールの上下で分かれています。 スタックダウン:本来、ポジティブ側とネガティブ側は静止状態で等圧になっている状態が正常です。ピストンのメインシールを越えてポジティブ側からネガティブ側にエアが流れ込み、ポジティブ側よりもネガティブ側のエア圧が高…

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GRIP2フロントフォークのエアボリュ―ムスペーサーについて

体重が80㎏くらいまでなら、エアボリュ―ムの追加は不要です。 ボトムしてしまうのなら、 ① リバウンド設定が強過ぎる ② コンプレッションの設定が弱すぎる(特にHSC) この2つのいずれかが原因となっている場合がほとんどです。 実際に走行しながら、切り分けていく方法をお話します。 サグを15%~20%に設定し…

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高速側の減衰(HSCとHSR)の設定

年が明けても毎日オーバーホール依頼品が到着しています。 オーバーホールの作業をしていると、高速側の減衰(HSCとHSR)の設定が上手くできていない方が多いことに気が付きました。 基本的に低速側の減衰(LSCとLSR)はオイルの流量をコントロールしています。機械的な視点からするとオイルの流れる量が多ければ多いほど、ダンパーの機能は…

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サグを空気圧で管理したい

簡単ですもんね。そのお気持ち、理解できます。 新品の状態、サグを沈み込み量できっちりと設定。その際の空気圧を記録して管理しているから大丈夫。 これ、実はNG。あたりがついてくると抵抗が少なくなるため沈み込み量が増えます。 また1 気圧の平地に住んでいる方がパノラマにバイクを持ち込めば、標高差によって空気が膨張してサグ量は減少し…

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今週向けの設定アドバイス

比較的フラットなコース、サスペンションの動きを抑えたい。 ただしウェットコンディション。 LSC(ロースピード・コンプレッション)を強めに変更したくなりますが、今日はウェット。 LSCはオイルの流量を規制し、ストローク量を抑制します。路面状況を把握するためにはLSCを極端に強くすることは避けたいコンディション。 HSC(…

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『HSC(ハイ・スピード・コンプレッション)の最適な設定』

マニュアルにある『HSCを5クリック戻し、LSCを10クリック戻し』の設定を、所詮マニュアルの推奨値と侮るなかれ。この設定で、去年の富士見で行われた全日本のエリートクラスで2位に入っています。(現在の設定は変わっています。)まずはお試しあれ。 大前提はサグが正しく設定されていること。前を15%~20%、後が25%~30%です。 …

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フロント120mmとリア110mmのバイクを日本のコースに適合させるヒント

海外ではXCコースの難易度が上がっているため、各メーカーともフロント120mm、リア110mmストロークの仕様が主流になってきています。 日本のコースにはオーバースペックと思われる方も多いと思いますが、バイクの更新時期に差し掛かっている方にとっては深刻な問題です。 今日はフロント120mmとリア110mmのバイクを日本のコースに…

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結構、大変なんです。

それぞれの減衰設定の組み合わせによって、走行できるスピードの限界があります。 速い若手のライダーに転倒が多いのは、走行できるスピードの限界付近で走行していることに起因するようです。 ホビーライダーであっても、正しい設定をすれば、そのスピード領域まで達することが出来なくても、安全マージンが増えることになりますから転倒を減らすことができ…

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動画解説

動画の4秒後半から5秒にかけて、非常に短いサイクルで2回の大きな入力があります。2発目の入力でハンドルが振られています。 様々な要因が考えられますが、リバウンド側(LSR)の設定が強過ぎるため、最初の衝撃から戻れないことが原因ではないようです。その証拠として7秒あたりの小さな入力がやはり2回入っていますが綺麗にこなすことができています…

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ボリュームスペーサーの再考を

幾田選手の許可を得たのでお話します。 https://www.facebook.com/mamapapamtb/ にアップした動画の2025 40、スペーサーは工場出荷時のままです。 彼の体重は70㎏を越えています。 サグは15%で設定。 時間の都合もあり、完全には追い込むことはできませんでしたが、このレースでの減…

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コンプレッション側の設定

土曜、日曜でも荷物が到着しますし、気遣って頂いたお店は月曜着日指定でお送り頂いていますから、毎日フル稼働状態でオーバーホール作業を行っている状態です。 ネガティブ側に空気が流れ込んでしまっているフォークが多く、サポートライダーのフォークでは、こうした現象を見かけないという事実から、正しい方向で減衰設定が行われていないことが原因と思…

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ハンドリング特性とも密接な関係

サスペンションの役目は衝撃の緩和だけではありません。 ハンドリング特性とも密接な関係にあります。 例えば低速のコーナー。ブレーキングが必要になります。以前にもお話しましたが、MTBは物理法則に合わせるスポーツ。この場合、慣性の法則が働きますから、フロントサスが沈み込みます。この際にハンドリング特性の変化で減衰設定が上手くいっているの…

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フロントフォークの設定

恵まれた体格の方からフロントフォークの設定についての質問を頂きましたので。 真ん中部分は普遍的なお話ですので70㎏前後の方も是非ご一読を。 70㎏前後であれば、ボリュームスペーサーの増減は必要ありません。 90㎏あたりの方が標準設定からボリュームスペーサーを抜いてしまうと、コンプレッション側の設定で逃げることは不可能です。…

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黒いダイアルの設定推奨値

3Pos AdJ FIT-4の黒いダイアルはオープンモードの低速側コンプレッションの調整機能です。 22クリックの調節幅があります。 推奨値はクローズ(一杯に時計回りに回した状態。一定の入力で回転させ、抵抗を感じて回らなくなったら、それ以上回さないこと。)から18クリック戻しです。 3ポジションレバー、残りのポジションMedium…

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