"セッティング"の記事一覧

今一度、エアボリュ―ムスペーサーのお話を

毎年、年末がピークなのですが、今年は年が明けてからのご依頼が多くなっています。 オーバーホール依頼分の製品を分解しているとエアボリュ―ムと空気圧設定で悩まれている様子が見受けられるため、切り口を変えてアドバイスを。 空気は容量が大きくなると圧縮しやすくなります。逆に容量が小さくなると圧縮し難くなります。また最初は圧縮し易くても、圧縮…

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3pos-Adjの設定と構造

今日は中級以上の方が多く使用なさっている3pos-Adjの設定及び構造のお話です。 Open-Medium-Firmの切り替えを瞬時に行うことができるレース用のダンパー。 黒いダイアルはOpenモードのロースピード・コンプレッションを調整できる機能です。 一次側としてオイルの流量制限をすることでストロークスピードを調整していま…

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GRIPの使いこなし

今日は使用なさっている方が一番多いGRIPダンパーが取り付けられているフロントフォークのコンプレッション設定についてお話いたします。 その前にお知らせを。 年内の作業スケジュールが一杯になりましたので、オーバーホール作業のお受付を一時中断いたします。お受付再開は1月4日から。弊社に向けての発送も年明けの1月4日(火)以降でお願い…

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接地感が乏しい理由

ここ数年のフレーム設計にはサスペンションの進化が大きな影響を与えています。 初期からスムースに動くようになり、小型軽量であるにも関わらず減衰特性が自由に設定できることが周知されてきたためです。基本的には後ろ乗り。前のスプリングを柔らかめ、減衰を強めにしながら後輪にどっしりと加重するスタイル。前を自由に動かして路面に追従させる。サスペン…

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接地感について

サスペンションを装着することを前提に設計されているバイクにもかかわらず、パンパンに空気を入れ、サグをきちんと設定せず乗っている方、もったいないですよ。 腰を軽く引いた下りの乗車姿勢、年間ランキング2位のレベッカの写真をご覧ください。 この姿勢で前後のタイヤへの荷重配分が適正に行われることも考慮されてバイクは設計されています。サスペン…

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セッティング

前後サスペンションはシーソーのような関係になっているということを意識してください。 ・前を柔らかくすると後ろはストロークし難くなります。 前下がりになり重心は前に移動しますから、後輪から前輪に荷重の一部が移動します。 ・前を硬くすると後ろはストロークし易くなります。 重心は後ろに移動しますから、前輪から後輪に荷重の一部が移動しま…

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減衰、体感してみましょう

ハイ・スピード・リバウンド(HSR)とロー・スピード・リバウンド(LSR)、ハイ・スピード・コンプレッション(HSC)とロー・スピード・コンプレッション(LSC)の役割分担されている製品をお持ちの方、実際にその仕組みを体感してみましょう。 マニュアルに頼らず感覚でセッティングするため、ハンドルを勢いよく下方に押してフロント…

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減衰設定

お預かりしたサスペンションをチェックすると、フロントもリアもハイスピード側の設定に苦労なさっていることを窺い知ることができます。 もう一度、基本構造をおさらいしておきましょう。コンプレッションもリバウンドもロースピードは流量を制限するものです。ハイスピードは一気にストロークするとロースピード側とは別の通路の蓋をしているバルブリーフ(丸…

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サスペンション設定の手順

まずは前後のサグを正しく設定します。 フロントはストロークの15%~20% リアはストロークの25%~30% この範囲にサグが収まったのなら、減衰をマニュアルにある設定値にします。 フロントから設定するのが近道だと考えます。 大切なルールは ・動き過ぎているからといってサグを15%以下にしないこと。 ・動かないからとい…

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リバウンド設定

フロントサスペンションをイメージしてください。 リバウンドの設定、まだまだ強過ぎる方が多いようです。低速で連続した衝撃を受けると突き上げ感があるなら、間違いなく設定が遅過ぎます。 何故、突き上げ感を覚えるのか?この説明をする際、「サスペンションがタイムリーに戻り切らないから」とお話してきました。より具体的にお伝えしないことには、今一…

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荷重移動とサグ

タイヤが宙に浮いている時はトラクションをかけることはできませんし、路面との摩擦を利用して方向を変えることはできません。タイヤが接地していない時、車体は安定していない状態にあります。 サスペンション、衝撃を緩和することに対して目が行きがちなのですが、伸びることによってタイヤを路面から離さないようにしています。またブレーキング時に前輪が沈…

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サグ設定の手順

「フォークに書いてある空気圧にするとサグが取れない。」という質問を頂きました。 マニュアルにある数値は本文中にあるように設定を始める際の目安となる数値です。この目安がないとサグの設定により時間を要することになります。サグ設定の手順は以下の通りです。 1. 左フォークレッグの上部にあるエアキャップを反時計方向に回して外し、シュレー…

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ガソリンの比重

車を運転される方、満タンにした時の方が給油寸前の時よりも路面からの細かい突き上げ感が少なくありませんか? 自動車用ガソリンの比重は0.72~0.76。比重を0.75として50リッター入れれば、37.5㎏重くなります。 日本車の場合、一人当たりの重量(体重としていないのは衣類などが含まれるため)を55㎏と計算しているようです。定員が5…

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動き出しが軽いのは?

勘違いなさっていませんか?ここで確認を。 『無負荷』の状態からの動き出しはコイルスプリングの方がエアスプリングよりもスムースです。しかし動き出してしまえば、中間域での動きは体感できる程の差はありません。貴方が乗車してしまえば、既にあなたの体重分の負荷=サグが入力されていますから、動きに関しての実用上の差は気にする必要はありません。…

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お盆集中講座の様相を呈してきました

食料自給率が低いというお話は耳にされたことがあるかと存じます。 この国の統計は頭を使わずに数字を見ると誤解を生じるものが多いような気がします。 農林水産省のページには『カロリーベース総合食料自給率』として38%と記載されています。 またこの他に『生産額ベース総合食料自給率』として63%という数字も公表されています。 メディアが報…

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タイミング

先日お話したサスペンションマウントでもあるライダーの体によって、フロントサスペンションの高速側のコンプレッション側設定値の限界が決まるというお話の続きです。 ストラットタワーバーを例にお話ししましたが、車と大きく異なる点はそのサスペンションマウントであるライダーの肉体が更にサスペンションの役目ができるという点。 難しい話ではありませ…

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ご自身にあったセッティングを

背筋と上腕の筋肉を鍛えるということは、車にデメリットのないストラットタワーバーを入れるようなものです。 速く走るという点においては正しくサスペンションを動かすことができるのは大きな魅力です。 特にHSC(ハイ・スピード・コンプレッション)の設定を理想値で使うことができるメリットは大きいとお考え下さい。 エアボリュ―ムスペーサーは標…

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エアボリュームスペーサーの確認

サグを既定の値に設定することが、製品の持つ性能を100%引き出すためのスタートになります。 以前にもお話しましたが、100円ショップで売っている小さな踏み台を二つ購入、左右のペダルの外側に置いておくと、インジケーターOリングを動かすことなく、バイクから降りることが容易になります。 サグを正しく設定したのにもかかわらずボトムする、また…

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用法、用量を正しく

言うまでもなく、エアボリュ―ムスペーサーは気室の容量を調整するものです。 改めて言うまでもなく、エアスプリングの特性を変更することが目的です。 減衰のコンプレッション側も似たような仕事をしているのですが、ダンパー内部で積極的なエネルギー変換を行うことでストロークのスピードをコントロールしています。 エアボリュ―ムスペーサー、一番馴…

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こちらはウケが悪いようですが、今日はリバウンド。

エアボリュ―ムスペーサーについては別の機会にご説明いたします。 この項の主目的は、実際に減衰の変化を体感することにあります。 次はフロントフォークのリバウンドを体感しましょう。マニュアルの推奨値が限りなくベストに近い設定ですが、今回はまずリバウンドノブとコンプレッションダイアルを左回りで一杯に緩めておきます。 GRIP 2の方はリ…

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正しくサグを設定するのは、迷子にならないため

正しいサグが取れていないと、減衰の推奨値を適用することができません。 間違った思い込みで、正しい感性を持っていると、100%の性能を引き出せない状態でバランスさせてしまうことがあります。 逆に言うと、サグさえ取れていれば、到達したい場所への最短ルートを手に入れることができるのです。 FOXのフロントサスのサグの推奨値は15%~20…

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オーバーホールの是非

荷物の最大積載重量と定員一杯の重量に合わせた高めのバネレートを採用しているバンやミニバンなどを、空荷の状態で運転すると車体が落ち着きません。ガソリンを満タンにした状態とガス欠寸前では重量が変化するため、やはり突き上げ感が大きくなります。車に興味がなく無事に移動できれば問題ないとお考えの方にとっては、どうでもいいことなのです。 自分の足…

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動画をご覧になれば。

セッティングが出ている状態は、動画のように車体を水平に保つことができます。 昨日の話の続きになります。リバウンドが強過ぎるとサスペンションが縮んだまま、次の衝撃を受けることになります。コンプレッションが強過ぎるとサスペンションがストロークする前に、車体が突き上げられてしまうことになります。 MTBも、理想的なサスペンション設定はライ…
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リバウンドの調整

減衰の調整は、ストロークを走りに応じた速さに調整するためのもの。 リバウンドを強くし過ぎると突き上げ感が生じます。この状態で突き上げ感を緩和するためにコンプレッションを弱めてしまうと更に突き上げ感が。リバウンドの設定はマニュアルにある、加圧している空気圧から選択してスタートしてください。 フォークもリアショックも赤いノブやダイアルの…
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蓋を開かないように押さえる力がハイスピード側の役割

続きになります。 長いストロークのユニットはリバウンド設定が軽めになっているため、サグ値に対して敏感になります。沈み込みが十分でない硬いスプリングはNG。理想のサグ値は30%です。 硬いということは短いストロークでカバーすることになるため、強めのリバウンド設定が必要になります。 ストローク量×リバウンドの強さ 10mm×10=1…
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